東京医科大学病院 山本謙吾のインタビュー動画その3
おはようございます!
3日続けて、東京医科大学主任教授、山本謙吾主任教授のインタビューについてです。
どのようなドクターがおられますか??
整形といっても守備範囲が非常に広いので背骨といっても頚椎から腰椎まであります。
また、関節も、肩/肘/手/股関節/膝/足と沢山の関節があります。
それぞれ専門の領域のドクターが私の教室でも揃っていますのでそれぞれ患者さんのニーズにおおじた医療を行うよう心がけております。
来院される患者さんへメッセージ
やはり情報化社会ですので患者さんが病院にいらっしゃる時は色々な情報、あるいは色々な病院で色々な検査を受けて
沢山資料を持っていらっしゃいます。
常に沢山のところへいき悩まれながら結論がどの様な治療をとっていいか分からないという患者さんが多くいらっしゃいますが
私達はひとつひとつデータを見ながらきちっとご説明をして、同じ病気の患者さんでも
求められているものがかなり幅広くありますのでどのレベルまで治したいとか
どういう生活を望まれているか、皆様かなり要望が違いますので患者さん個々のニーズ、ご要望に沿った治療を選んでいかなければならないと思っております。
同じ病気でも治し方というのは様々だと思います。
記者:先生方が我々患者と話をして、お互い理解しあう様な、そのような時間なども取られているのでしょうか?
それですね、やはりどうしても外来診療という限られた時間ではありますが、極力患者さんの背景を含めて診察させて頂きながら
患者さんにもっとも適した治療というものを見つけ出していきたいと考えております。
東京医科大学病院
住所:東京都新宿区西新宿6-7-1
電話番号:03-3342-6111
山本謙吾(東京医科大学病院整形外科医局 主任教授)のインタビュー動画その2
こんにちわ。
昨日につづいて東京医科大学病院、主任教授の山元謙吾のインタービューについての続編です。
関節疾患は女性の方に多いです。
変形性膝関節症や変形性股関節症などの患者さんも非常に増えています。
記者:女性とありましたが、歳をとった男性、女性の患者さんも多くなっているのですか?
そうですね、やはり変形性関節症などはご高齢の方にも多い疾患ですし、先ほど申し上げた骨粗鬆症。
人口が高齢化しておりますので、比率がどんどん増えていますので患者さんは1日の割合が多くなってきています。
スポーツ関連の患者さんについて
東京医大の整形外科はですね、スポーツでいいますとJリーグの鹿島アントラーズのチームドクターを担当していますので
やはりサッカー選手を主体とした、スポーツ外傷/スポーツ障害の方が外来でも多くみえる様になりました。
そういったサッカー選手に対する診断あるいは治療がスポーツの中ではかなり首位をしめるようになってきました。 整形外科の治療内容について
最近の技術としては、私どもとしては例えば関節の先ほど申し上げた変形性関節症や膝の痛み、股関節の痛みが強い方には
人工関節の手術、いわゆるインプラントの手術、そういったものも御座いますし
あるいは脊髄のほうでしたら、みのもんたさんで、話題になりました腰部脊柱管狭窄症という病気がありますけども
そういった病気に対して、脊髄のインプラントを入れる手術。
あるいは内視鏡を使った脊髄の手術、そういったものも発達してきましたし
関節外科で申し上げますと、スポーツ選手の場合に対して様々な内視鏡を使った手術で早期退院を目指した手術を行う。
そういったものが比較的新しい領域かと思います。
又、以前に比べて治療の技術、あるいは診断の技術も精度が上がってきていますので
以前手術ができなかったような疾患に対しても手術的な治療ができるようになってきましたし
先ほど申し上げた内視鏡の技術が発達してきましたので、小さい傷で手術が済むとともに、短期間のリハビリで職場復帰やスポーツ復帰ができるようになりました。
記者:という事は手術とかですね、新しい先端技術といいますでしょうか、こういった物があってどんどん我々が元の様な健康な日々に戻る。
そういった治療がかなり多くなっているのでしょうか?
そうですね。
受傷前のスポーツ能力に復帰できる確立が非常に高くなっています。
山本謙吾のインタビュー動画その1
こんにちわ。
先日ご紹介した山本謙吾(主任教授)がインタビューを受けられている動画を見つけましたので、その内容を紹介します。
先生のお顔
整形外科はどのような診療科ですか?
整形外科と一言で申し上げますと、外傷/骨折/脱臼ですとか、捻挫でしょうか。
そういった外から加わった外力で怪我をした時にかかる診療科と考えていらっしゃる方が多いです。
しばしば接骨医さんでしたり針灸の方とかそういう方と混同されてしまう事もあるのですが
私達の守備範囲というのは、勿論外傷も大きい範囲を持っていますがそれ以外に背骨の脊椎の痛みや病気、骨粗鬆症。
あるいは膝や股関節などの関節、又肩こりといった病気もありますし
それ以外に、悪性腫瘍、良性腫瘍いわゆる出来物は多くはないですがこれも整形外科になります。
ですので、かなり守備範囲は大きいかと思います。
又、年齢層も幅広く小児から年配の方までと様々です。
小児の場合は先天性股関節脱臼でしたり、斜頚、先天性内反足などがあります。
どの様な患者さんがこられますか?
多いのは、骨粗鬆症の患者さんや腰部脊柱管狭窄症、後は腰椎椎間板ヘルニア
又、スポーツ選手の外傷/障害(半月板損傷、靭帯損傷など)
スポーツの人口が増えている関係もあるのかもしれませんが、多くなっている傾向があります。
関節リウマチも今、内科的に様々なお薬が発達してかなりの患者さんが良くなる様になりましたけれども
それではどうしても治しきれなくて整形外科的な手術の適用になる患者さんもかなりの数がいらっしゃいますので
内科の方からご紹介頂く患者さんも多いです。