山本謙吾(東京医科大学病院整形外科医局 主任教授)のインタビュー動画その2
こんにちわ。
昨日につづいて東京医科大学病院、主任教授の山元謙吾のインタービューについての続編です。
関節疾患は女性の方に多いです。
変形性膝関節症や変形性股関節症などの患者さんも非常に増えています。
記者:女性とありましたが、歳をとった男性、女性の患者さんも多くなっているのですか?
そうですね、やはり変形性関節症などはご高齢の方にも多い疾患ですし、先ほど申し上げた骨粗鬆症。
人口が高齢化しておりますので、比率がどんどん増えていますので患者さんは1日の割合が多くなってきています。
スポーツ関連の患者さんについて
東京医大の整形外科はですね、スポーツでいいますとJリーグの鹿島アントラーズのチームドクターを担当していますので
やはりサッカー選手を主体とした、スポーツ外傷/スポーツ障害の方が外来でも多くみえる様になりました。
そういったサッカー選手に対する診断あるいは治療がスポーツの中ではかなり首位をしめるようになってきました。 整形外科の治療内容について
最近の技術としては、私どもとしては例えば関節の先ほど申し上げた変形性関節症や膝の痛み、股関節の痛みが強い方には
人工関節の手術、いわゆるインプラントの手術、そういったものも御座いますし
あるいは脊髄のほうでしたら、みのもんたさんで、話題になりました腰部脊柱管狭窄症という病気がありますけども
そういった病気に対して、脊髄のインプラントを入れる手術。
あるいは内視鏡を使った脊髄の手術、そういったものも発達してきましたし
関節外科で申し上げますと、スポーツ選手の場合に対して様々な内視鏡を使った手術で早期退院を目指した手術を行う。
そういったものが比較的新しい領域かと思います。
又、以前に比べて治療の技術、あるいは診断の技術も精度が上がってきていますので
以前手術ができなかったような疾患に対しても手術的な治療ができるようになってきましたし
先ほど申し上げた内視鏡の技術が発達してきましたので、小さい傷で手術が済むとともに、短期間のリハビリで職場復帰やスポーツ復帰ができるようになりました。
記者:という事は手術とかですね、新しい先端技術といいますでしょうか、こういった物があってどんどん我々が元の様な健康な日々に戻る。
そういった治療がかなり多くなっているのでしょうか?
そうですね。
受傷前のスポーツ能力に復帰できる確立が非常に高くなっています。